今、どんな仕事を任されていますか?
照正組のグループ会社である照正興産で、アパートの賃貸管理を行う賃貸事業部という部署に在籍しています。私はそこで、アパートのオーナー様との総合的なやり取りや建物修繕のご提案などの管理業務をしています。
オーナー様以外にも、営業店に来店される方、入居者様、業者さんなど多くの人と関わりがあるので、コミュニケーションを取るのが好きな人に向いている仕事だと思いますね。
賃貸物件は、退去後に修繕をして新しい入居者様を待ちますが、その修繕には次のお客様が気にいるような壁紙などを選ぶところからオーナー様に費用を含めて提案していくことも仕事の一環です。その提案を採用いただき、修繕が完了した様子を見るのは嬉しいですし、新しい入居者様が壁紙を決め手となってご入居いただくと、オーナー様にも喜んでいただけるし、自分もやりがいを感じます。
照正興産に入ったきっかけは、働いてみていかがですか?
学生時代は観光系の学部でした。居酒屋や定食屋でのアルバイト経験があったので、漠然と接客業を中心に受けていたのですが、飲食や小売よりもお客様と長くお付き合いができる仕事という目線で探していました。
照正組への入社を決めた理由は、面接での印象や会社のビジョンなどに感銘を受けたためでした。社内の雰囲気も良かったですし、なによりお客様とずっと長く関係値が続けられる仕事だというのが魅力でした。
仕事をする上では賃貸や売買、相続の法律など膨大な知識量を必要としますが、照正興産では建築や修繕、リフォーム、電気、ガスのことなどの知識も必要になってきて大変でもありますが魅力的なところでもあります。9年目になった私でもまだまだ知らないことが多いので、いったいいつになったら一人前になれるのかと思うことも少なくありません。それを難なくこなせている先輩たちは本当にすごいなあと尊敬しています。
これまでの仕事で、喜びや楽しさを感じたエピソードは?
築20数年経つ古い間取りのアパート1室を修繕したのですが、現在の生活では少し使いづらい間取りの物件に対して我々が考えたプランを提案しました。外壁を塗り替え、修繕、宅配ボックスの設置、床の張替えなど修繕には結構な費用がかかりましたが、結果的には入居者が途切れない人気物件にすることができました。
通常は古い物件であれば家賃は下げざるを得ないことが多いのですが、この物件は自分たちで提案した内容が狙い通りになって家賃をアップすることもできたのでオーナー様にも喜んでもらえた印象深い案件です。
別の現場ではオーナー様から「照正の社員さんはみんなしっかりしているからね。照正さんに建ててもらって管理してもらっていることにとっても感謝しているよ」とのお言葉をいただくことができました。この方は、おそらく照正興産が出来た初期からのお客様なのですが、当時の担当から照正マインドで仕事をしており、自分もそれを受け継いでいると誇りを感じることができましたね。
メンバーとの印象深いエピソード、自身やチームの今後について。
現在のチームは4名いて、部下というか同期が2名、後輩1名のチームで運用しています。これまではその後輩には基本的には私が同行していたのですが、ある時から1人でオーナー様への修繕提案を行って案件を取ってこれるようになっていました。彼はもともと人と仲良くなるのが得意なタイプではありますが、そのときには彼の成長を感じた瞬間だったので印象に残っていますね。
このチームはもともとは賃貸や管理が業務の中心なのですが、最近では物件の売買の仲介なども依頼されることが多くなってきました。最近ではチーム内で知見が深まって何とか成果に結び付いていますが、まだまだ苦労しているところです。これからもっと慣れていくのがチームの課題ですね。
こうした売買の知識や業務についての相談などは、週1回チーム内で共有会をしています。外部向けには家族信託のセミナーを産業支援センターで開催、告知や集客して実施、メンバーで割り振って登壇をしたりするのはチームで動いています。
今後は、資産の活用や相続、売買などを通してトータル的にオーナー様を支えていって、最終的には会社に売上として貢献できるようにチーム内で知識や技術を高めていきたいと考えています。